彩湖・道満グリーンパークは、戸田市にあるデイキャンプ・バーベキュー・焚き火などが楽しめる公園です。荒川沿いにある彩湖という湖や、幸魂大橋、東京外環自動車道の美女木ジャンクションなどがだいたいの目安となります。都内からのアクセスもよく、休日に思い立ったらキャンプをすることができるスポットです。
特徴1 予約不要のデイキャンプ場!
事前の予約などなくとも、営業時間内であれば行くことが可能です。隣接する設備にはサッカー場や野球場、ドックランなどがあります。キャンプ場というよりはおそらく戸田市が管轄の公園に近い施設ということで、キャンプをするだけが目的ではなく、犬の散歩で訪れる人などもいます。
特徴2 利用料無料で楽しめる!
思い立ったらキャンプができるというだけでなく、無料で利用することができます。気軽に、かつコスパにも優れたキャンプ場というわけです。新しく買ったテントを試し張りしてみたいだとか、焚き火台を使ってみたいなどというときにも、気軽に試すことができます。
※お車でお越しの際は、駐車場料金はかかりますのでご注意ください。
特徴3 開園時間が早い!
開園時間は7時30分からとなっています。思い立ったら、無料で、しかも朝早くからでもキャンプを楽しむことができます。公園とはいえ、火器を取り扱える場所なので施設を管理する人がゲートの開門や見回りなどをしているようです。
閉園時間に関して、夏季などは18時30分までですが、冬季は17時30分と異なるため注意が必要です。また営業時間外になると土手側にあるゲートが閉まってしまうため、車の場合時間を守らないと帰ることができなくなります。
特徴4 焚き火が可能!
公園なのでもちろん直火は禁止ですが、焚き火台を使えば焚き火ができます。無料で気軽に来ることができるデイキャンプ場なので、キャンパーの質は低くなりがちかもしれません。灰捨て場があるのに木炭が落ちていたり、ごみが落ちているのを見かけます。
火事の原因にもなりますし、子供やお年寄りまで幅広い世代が利用する公園で危ないものは適切な処理をしてもらいたいものです。
実際に行ってみた
住所
〒335-0031 埼玉県戸田市重瀬745
緑色の部分がパーク内となりますが、敷地自体は相当な面積を有しております。
中央広場より奥へ進むと遊具広場があり、ブランコや複合遊具などがあり、小さなお子さんから小学生くらいまで楽しめます。さらに画像では見切れていますが、彩湖の北のほうに行くと、荒川彩湖公園(地元の人にはカマキリ公園と呼ばれている)という大型の複合遊具が複数あり、個人的には大人が遊んでも楽しめると感じました。
グリーンパーク管理事務所で自転車をレンタルすることができるので、彩湖をぐるっと一周してみたり、カマキリ公園まで足をのばしてみたりと楽しみ方が広がります。
彩湖・道満グリーンパーク|公益財団法人戸田市水と緑の公社 (toda-kousha.com)
パーク内への出入り口は複数ありますが、キャンプ場から最もアクセスしやすいのは国道17号線と平行に走る〝美笹西通り〟から土手内に入ることです。ところがホームページ上だと、ここの市道は渋滞しやすいということで国道298号線からの入場を促しております。
筆者は平日10時~12時頃の訪問が多いためか、美笹西通りでの渋滞に出くわしたことがありません。しかしこの市道は国道と並走しているため、通勤帯などの時間では混雑することも予想されます。市道ではありますが大型トラックが走っていることもありますし、住宅街でもあるのでバスも走っているので、確かに渋滞しそうな時間帯を考えると市道からのアクセスは避けたほうがいいかもしれません。
ちなみにこの市道から行く場合、交差点(道満東)が土手へ上がるための目印となります。セブンイレブンがある交差点です。ここをセブンイレブンがある方へ曲がると土手が見えてきます。
ソロでキャンプをするならバーベキュー広場がおすすめなので、南駐車場の方へ進みます。
パーク内の駐車場は、一日最大1200円となります。
バイクや自転車は無料で利用できるため、もしバイクがあればお得です。
残念ながら電車でのアクセスは難しいでしょう。最寄りの北戸田駅からでも2km近くは歩くことになります。
全駐車場で1200台以上停めることができます。南駐車場だけでも満車となるほど混雑したところは見たことがありません。いたるところにスピード減速のための段差があるので注意してください。
バーベキュー広場内の様子
バーベキュー広場内には、トイレやベンチ、水洗い場や遊歩道などがあります。中央広場のような遊具などは一切ありません。
サイト内は、遊歩道を一周するような道となっており、その中央が芝生というか草原エリアといったところでしょうか。砂地ではないぶんテントなどを張っても汚れにくいというメリットがありますが、夏は太陽を遮るものがないのでタープなどで陰を作る必要がありそうです。
サイトを囲むような形で木立が並んでおり、ひっそりと過ごしたいソロキャンパーは木立の端っこにテントやタープを張って各々の時間を過ごしています。
木立サイトは直射日光を遮ることができ、日陰を作ることができます。ただし、場所によっては芝生や草原部分だけではなく土がむき出しとなっているところも多々見受けられます。
広場は直線で200m以上はあります。場所を選ばなければ、まずテントやタープを張れないということにはならないでしょう。
地面の状況
地面の状況です。ちなみに前日雨が降っていました。
芝生エリアは草木が水分を吸ってくれるのか乾燥していますが、土がむき出しのエリアは水はけが悪くぬかるんでおります。雨が降る日や、その翌日は地面の状態に注意して場所を選んでください。
地面の硬さに関して。ピンペグならハンマーがなくても簡単に刺さるくらい柔らかめです。ただし土中の石に当たるとピンペグでは貫通が難しくなります。
鍛造ペグやチタンペグなどの太さでしたらハンマーがあった方が楽に刺せます。
筆者はダイソーの鉄ペグ20cmでタープを張ったことがありますが、通常の地面であれば問題ありません。しかし雨でぬかるんだ状態では抜けるリスクを感じました。
まとめ
年中無休・園内無料・焚火ができる・都心からのアクセスも良好。都心に近い場所で焚き火やキャンプができる場所は多くないなか、貴重な公園といっていいでしょう。
平日でしたら混雑することなく丸一日過ごすことができます。
ゴミ箱は設置していないので、炭や灰以外は持ち帰ってください。
駐車場の混雑状況はホームページから確認することができます。
またバーベキューで必要な器具のレンタルや、食材とドリンクがついたプランなどもあるようです。(ソロなので利用したことはありません)
ソロキャンプで行くもよし、家族や友人とバーベキューをするもよしですので、いちど彩湖道満グリーンパークに足を運んでみてはいかがでしょうか。