キャンプを始めて最初のうちはいろいろなものが必要となり、その分費用もかかりますよね。
そうなると最初はより安いもので代用できるものがないか探したりするでしょう。
私もキャンプを始めていろんなキャンプ用品を揃えはじめるとき、目的用途が同じならなるべく安いものを買うようにしていました。
キャンプにどれだけのめりこむことになるか、最初はわからなかったので。
またキャンプ用品って、値段の高低差がすごいのです。
安物買いの銭失いとなる可能性も十分承知しながら、なるべく最初は百均製品で代用できるものはDAISOなどで揃えました。
以下に最初に買い揃えたけれど、もっと高価なものに買い替えたものをリストにします。
- 火吹き棒
- チェア
- お湯を沸かすデバイス(シェラカップ・メスティン)
- モバイルバッテリー
- テーブル
火吹き棒
私はキャンプで求めるものは焚火、それのみでした。
いわゆるf分の1揺らぎというのでしょうか。炎の揺らめきをただ眺めているだけで日常の嫌なことを忘れることができます。
しかしながら焚火を始めて数年は火吹き棒など使ったことがありませんでした。
あるとき、日課である100円ショップキャンプコーナーの巡回をしていたときに発見しました。
ちょうどキャンプにはまりかけていて、いろいろなキャンプギアを試してみたかった時期でした。
100円という安さに惹かれて買いましたが、焚火の楽しさがこれほど増すことになるとは思いませんでした。
まず最初の火おこしの段階で役立ちます。
今までだと、とにかく葉っぱやら紙くずをとにかくしこたま突っ込んでいました。
そのうち薪に火が移ることを祈る、運に頼る方式(そんな方式はない)で焚火をしておりました。
火吹き棒の存在を知ってからは、火の調整が可能となり、火おこしが格段にしやすくなりました。
それもありますが、何より楽しさが倍増したことのメリットが大きかったのです。
しかしながら、やはり100円ショップ用品の運命なのか、使っているうちにボロが出てきます。
まず口元の口あて部分がとれました。まあ使う分には問題ないのですが、気分は下がります。
また、今度は棒の短さが気がかりとなってきました。
Amazonで火吹き棒を検索すると、ピンキリな価格に目が飛び出そうになります
風を送るだけの棒がどうしてこんなにお高いの・・・?
ここはやはりお金のない子持ちお小遣いサラリーマンの宿命で、できることならお金をかけたくない。
それでもAmazonのレビューを見ていると、高いものほど満足度の高さがうかがえました。
しかたがないので当時の価格で2,000円弱の火吹き棒を買ってみたら、今度はいい意味で目が飛び出ました。
・・・いい
めっちゃよかったです。
百均の火吹き棒は長さがネックで腰を折って屈まないと風を送り込めませんでした。新しく新調した火吹き棒は屈まなくても送風が可能となりました。
しっかりとした作りのためしばらく買い替えの必要がないことを悟りました。
チェア
お恥ずかしながら今までキャンプ用チェアは持っておりませんでした。
焚火を楽しむときはそこらへんの石などに腰かけていました。
焚火を楽しんだ後は、腰はがったがた、身体中ばっきばきとなることは必至でした。
キャンプが終わって家に帰るときは、身体のどこかしらがガ行の状態となることは、私にとって通常運転だったのです。
チェアにおける快適性や有用性はキャンプを始めた当初より理解していました。
しかし同時にチェア選びがキャンプ生活の満足度を左右する重大な選択であることも同時に理解していたのです。
キャンプ用品選びにおけるもっとも重大で慎重な決断を要するイベントを、長らく先延ばしにして今日まで生きてきました。
極端かもしれませんが、結婚相手を選ばなければならないほどの意義を有していたのです。結婚相手選びは慎重になりますよね。
それと同様の気概を持っていたので、キャンプを始めて数年は椅子なし生活を自らに敷いていたのです。
キャンプは専らバイク移動だったので積載に制限があったことも婚期を逃した理由の一つです。
また当時キャンプチェアといえば、ヘリノックスのうん万円もするものくらいしか選択肢がなかったように記憶しています。
2024年現在は、様々なメーカーからコスパに優れたキャンプチェアが出ておりますが、10年前くらいはそこまで選択肢がありませんでした。パチノックスという言葉も当時まだ存在していなかったように思います。
現在結婚して・・・、ではなくキャンプチェアを購入して初めて使った日のことを私は忘れません。
・・・いい
もう説明は不要ですね。
お湯を沸かすデバイス(シェラカップ・メスティン)
キャンプ初心者時代の私は、焚火の直火でお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、カップラーメンを食べることが好きでした。
キャンプ中にお湯を沸かすときは、使い捨てアルミ鍋の容器を使っていました。
有名なスノーピークのシェラカップや、トランギアのメスティンの存在は知っていました。
お湯を沸かすだけなら百均のアルミ鍋でも可能。なぜお湯を沸かすだけのものに、そんな高価なギアが存在するのか、当時の私は理解しておりませんでした。
そんなものはいらない。ハハハ( ̄∇ ̄;) なんならヘソで湯を沸かす勢いの滑稽さで、これまではアルミ鍋を使っていました。
ヘソで沸かすのは茶では?
このように強がってはいましたが、実際のところ蓋も取っ手もないただのアルミ容器でお湯を沸かすというのは苦労も多かったです。
まずアルミホイールで蓋をしておかないと焚火で発生した灰が容器の中に入ってしまいます。
風などが吹いていると、アルミホイールの蓋が飛ばされてしまうので、見張っていなければなりません。
地味に気を遣う必要がありました。
沸いた後も熱々の容器をどうにかして焚火から救出しなければなりません。
当時シェラカップすら持っていなかった私に、耐熱グローブなど持っているはずがありません。(なんなら2024年時点でも持っていません)
タオルとか服の袖口でなんとか熱々のお湯が入ったやわやわのアルミ容器を持ち、カップラーメンにお湯を注ぐという行為はなかなかに苦行でした。
百均でメスティンが売っていることを知ってからは、そのような苦労もなくなりました。
お湯を沸かすだけではなく、そのまま袋ラーメンも作ることができるし、ご飯も炊くことが可能。
キャンプ飯のバリエーションが増えたきっかけにもなりました。
モバイルバッテリー
ところで今現在、買ってから6年目となるiPhoneXRを現役で使っています。(2024年時点)
バッテリーがまだ82%とか絶対嘘だろと思いながら、バッテリー交換もせず使い続けています。
さすがに電池が1日持たないので、モバイルバッテリーを買いました。
Amazonで当時元値が約10,000円するものが8~9割引きで2,000円ちょっとという破格の価格で売っていました。
いつもなら一つの物を買うためには、熟考に熟考を重ね、コスパのよい一品を探し当てるのが私の性分でした。
しかしこのときの私はどうかしていたのかもしれません。このときばかりは即断即決でポチりました。
それでどうなったんですか?
はい。使って半年も経たずに壊れました。
充電が途中で止まってしまうようになりました。
そのたびに再度つなぎなおしたり充電ボタンを押したりするのですが、気づくと充電しなくなっています。
普段のほほんとした私でも、これに関しては心穏やかではありませんでした。端的に言えばイラついていましたね。
のちに『サクラチェッカー』というサイトを知って、当該商品を検索してみたら、見事にサクラ度90%に咲き誇っていました。
今この商品をAmazonで検索しても、ページが表示されません。春満開なのは、どうやら通販サイトリテラシー皆無の私の脳みそだったようです。
これまでは通販に頼らずに生きてきました。これが世の中の人たちが、中華製に対して敵意を向けていらっしゃった理由だったのだと知りました。
今ではとてもいい勉強になったと思っています。
現在Ankerのモバイルバッテリー10000mAhと30000mAhのものを使っていますが、ノンストレスで過ごせています。
安いものにはそれなりの理由があるということと、有名メーカーは安心だということを学びました。
テーブル
先でも述べましたが、基本バイクでキャンプに行くので積載に制限があります。
基本はリュック一つにすべての荷物を収納しなければなりません。
テーブルなども当時は持っておりませんでした。
焚火だけできれば、他には何もいらないというスタンスで数年過ごしてきたのです。
足場が岩でごろごろしているところや砂場で不安定なキャンプ場も多く、平らなキャンプ場ばかりではありません。
正直なところ不便でした。
焚火をするだけといっても、ライターやアルミホイール、お菓子や飲み物、スマホなど、手元近くに置いておきたいものとかあるじゃないですか。
しかしインターネットでテーブルを調べても、収納面で不利になるサイズだったり、高価であったりします。
焚火だけできればいいのに、テーブルに数千円もかけることはできませんでした。
そんなときに、お金のないミドルの味方こと100円ショップでいいものを見つけました。
網に折り畳みの足がついており、サイズ感もキャンパスノートほどしかないのでリュックに入れても邪魔になりません。
スマホや火吹き棒など、なくしてはいけないものをここに置くようにしています。
まとめ
長くできる趣味かわからないし、百均などで代用できる商品があるものは、まずは安いものを使ってみてもいいかもしれません。
私も最初は安物から揃えていきました。
しかしそういった経験を経て、お高い商品にはそれなりの理由があるということがわかりました。
あとは100円ショップの商品は、やはり愛着度というか満足度が低い商品が多いかもしれませんが、いろいろ試してみるという意味では、低いハードルで試すことができるのでそういう意味ではおすすめできます。
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